作曲者: | 夏田鐘甲 |
作曲年: | 0年 |
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ヤマハ吹奏楽団委嘱作品。ヤマハ吹奏楽団委嘱作品リストを参照のこと。 1982(昭和57)年度のヤマハ吹奏楽団浜松の委嘱作品。韓国の民謡の旋律を素材として続けて演奏される5つの部分からなる。第2部以外では同じ旋律が使われており一種の変奏曲といえるだろう。 第1部はクラリネットの低音の旋律から静かに開始され楽器を増しながら重厚に盛り上がる。第2部はこれを突然断ち切るアルトサックスのソロから始まり、木管群がゆったりとしたテンポで民謡風の旋律を歌う。第3部は打楽器の「お囃子」のようなリズムによって導かれ12/8拍子の舞曲に変わる。この舞曲が何度か繰り返され盛り上がったところで第4部。打楽器のリズムは複合拍子に変わり低音楽器がリズミカルに主題旋律を演奏する。第5部は壮大なコラール。このコラールはクライマックスで突然崩れ落ちるように静まり、冒頭のクラリネットの低音の旋律が回想され静かに曲を閉じる。 この曲は同年のヤマハ吹奏楽団の吹奏楽コンクールの自由曲としても取り上げられた。 |