間宮芳生(Mamiya, Michio)


(1929 - )

北海道旭川生まれ。東京音楽学校(現東京芸大)作曲科を卒業。在学中池内友次郎に作曲を、田中宏にピアノを師事。卒業直後より民俗音楽研究に力を入れる。 NHKの資料をもとに、日本の民謡を研究、その中から発見したノンセンス・シラブルの言葉だけによる民謡に衝撃を受け、ここから新たな民族的語法を導き出した。この研究の軌跡が「合唱のためのコンポジション」シリーズとなって結晶している。世界の、特にアフリカの民俗音楽、さらにジャズに影響を受けた作品も多数書いている。また外山雄三、林光らと「戦後の新しい地点から民族主義の進路を新しく進める」という共通点をもとに「山羊の会」を結成(後に助川敏弥も参加)した。常に民衆の基層文化から音楽創作は湧き出てくるものであると述べている。作品はオペラ、オーケストラ、室内楽、合唱と多岐にわたり、スタジオジブリ作品「火垂るの墓」の音楽も担当した。代表作に「オーケストラのための2つのタブロー‘65」「ピアノ協奏曲第2番」(共に尾高賞受賞)、合唱のためのコンポジション第10番「オンゴー・オーニ」(文化庁芸術祭大賞受賞)、オペラ「鳴神」(ザルツブルグTVオペラ金賞)など。教育者として東京藝術大学、桐朋学園大学などでも教え、弟子に飯島俊成、鈴木英史、宗像和、荻久保和明など。

吹奏楽作品

作品名作曲年演奏時間出版社
ベリーを摘んだらダンスにしよう0全日本吹奏楽連盟
マーチ「カタロニアの栄光」0全日本吹奏楽連盟
吹奏楽のための序曲0全日本吹奏楽連盟
行進曲《岩木》0

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